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清閑 PERSONAL DIARY

2024.7.22 (月) ようよう

目を覚まし、しかしすぐに起きることはせず、闇の中で静かにしている。しばらくして枕頭のiPhoneを手元に引き寄せると時刻は3時57分だった。即、起きて洗面所を経由して食堂に出る。食器棚の電波時計は4時を20秒だけ過ぎていた。

こうして書き出した日記は、朝食までに起きたことのみを記して終わることが多い。つまり僕には朝にすることが多い、ということだ。それを苦にすることはまったく無い。むしろ、このひとりの時間を過ごすために一日がある、と言っても過言ではないような気がする。

2020年3月、ウドンタニーでマッサージ屋のおばちゃんに「夜は遊びに行くのか」と訊かれた。「興味が無い」と答えると「夜の街は金のことばかり」と、おばちゃんは”money”という言葉を繰り返した。僕にとって夜に使う時間は価値が低く、朝に使うそれは、何をしているというわけでなくても、とても高く感じられるのだ。

日中、秋のタイ行きに際してのホテルを予約する。チェンライでの前半4日間は街の真ん中、後半の3日間はコック川沿い、それも「川向こう」に取った。川向こうでも予約サイトによれば貸し自転車があるというから、昼食を摂るため街へ出るにも苦労は無いだろう。バンコクでの1泊は空港までの道のりを考えて、中心部でもやや空港寄りに決めた。8泊の総額は日本円で43,732円だった。

夕刻、航空券を頼んであった旅行社からメールが入る。羽田、バンコク、チェンライのタイ航空機による往復は燃油サーチャージ、外国諸税、空港施設使用料、手配手数料を含めて109,200円だった。昨年のハジャイ行きのほぼ半額、6月のスコータイ行きにくらべても2割ほど安くなっている。

テレビや新聞は、起きていることを、より大げさに伝える傾向がある。4人でハワイへ1週間の旅行をして200万円を費やした、という家族をテレビのニュースで観たことがある。「ドルに対する円の相場が低いときに、なぜそんなところへ行くのか」と、僕などは驚くばかりである。

初更、夕立があって、雷が鳴る。ようよう、本当の夏が来たらしい。


朝飯 生玉子、茄子の揚げびたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のひらひらマッシュルームサラダこだわりビーフシチューハンバーグカラフの赤ワイン


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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