2024.7.21 (日) 自動翻訳機
貸し出し式の携帯電話の夢を見ながら目を覚ます。なぜそのような夢を見たかといえば、7月13日の日本経済新聞で紹介された、AIのディープラーニングを利用した自動翻訳機のことが頭に残っていたためと思われる。「携帯電話と自動翻訳機のどこが関係しているのか」と問われれば、海外で通じる携帯電話をはじめて使ったのが2002年11月のシンガポールであり、それと、手に入れれば海外で使うことになるだろう翻訳機が、多分、頭の中で結びついたのだ。
6月のシーサッチャナーライでは、ホテルのオネーサンと僕との会話はほとんど、オネーサンのスマートフォンを介して行われた。オネーサンがスマートフォンにタイ語でなにやら呟く。そのスマートフォンには翻訳された英文が浮かぶ。それを僕は読んで、オネーサンが僕の口元に向けたスマートフォンに英語で答える。スマートフォンには翻訳されたタイ語が示される。それを読んだオネーサンが… ということを繰り返した。僕はタイの草深い田舎にいながら未来を生きているような気分になった。そして「なるほど、こういうホテルも、それはそれでありだ」と感じた。
自動翻訳機にはとても興味がある。なぜそれを手に入れないかといえば、ひとつは紙1枚でも余分には携帯したくないという性格。もうひとつは「口でしゃべっちまった方が早えぇじゃねぇか」という考えによる。
「口でしゃべっちまった方が早えぇ」とはいえ、僕の場合、英語で込み入った会話はできない。タイ語に至っては、メシ屋で注文を通すとか、道を間違えそうになっているタクシーの運転手に修正を促すくらいのことしかできない。しかし自動翻訳機は「ありがとうございます。でも結構です」というあやふやな日本語まで正確に訳してくれるという。
そういう次第にて、自動翻訳機には大いに興味がある。しかしそれを手に入れて携帯するということは、かなり高い確率で無いような気がしている。
朝飯 穴子の蒲焼き、鮭の昆布巻、鮭とイクラの麹漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と若布の味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 白茄子とトマトのオリーブオイル焼きを添えたプレーンオムレツ、パン其の一、パン其の二、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018