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清閑 PERSONAL DIARY

2024.7.7 (日) レッテルの意匠

洗面所の時計は3時59分。顔と手を洗い、食堂に出ると棚の電波時計は4時を30秒だけ過ぎていた。「3時台に間に合わなくて残念」という気持ちにより、思わず「うー」と声が漏れる。空は既にして朝の気配を帯びている。南東に面した窓を開け、応接間を横断して廊下を歩いて北西に面した脱衣所の窓も開ける。その途端、北西から南東へと涼しい風が通り始める。

ここしばらくは、6月はじめからの「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様の情報をコンピュータに入力してきた。タイへ行っていたあいだに滞っていた仕事である。早く起きられたことを奇貨として、今朝は遂に先週までのお客様の入力を完了した。ここで時刻は5時40分。

6月30日に作った麺つゆが、早くも底を突くばかりになっている。僕の昼食だけでなく、今月4日に家族全員で蕎麦を食べたことが、使用量を多くしたのだ。そういう次第にて、きのうの夕刻よりその仕込みを始めていた。今朝は5時45分より鍋の水から昆布を引き上げ、干し椎茸は石づきの下端を切り落としてザルに上げる。厚削りの鰹節と宗田節は前回の5分から30分に時間を延ばして煮る。

味醂はきのう家内に買っておくよう頼んであった。しかし今朝になってその瓶を見てみれば、それは料理用の日本酒だった。レッテルのデザインに凝るあまり、内容が分かりづらくなっている。看板やレッテルの意匠はすべからく、金沢の「俵屋」ののれんのように一目瞭然であって欲しい。

「味醂の足りない分は、味をみながら砂糖を足していけばよい」と家内は言うものの、僕は設計図の通りに作らなければ気が済まない。即、小倉町のセブンイレブンへ行き、プライベートブランドのそれを買って戻る。時刻は6時05分。早く起きればそれだけたくさんのことができて嬉しい。麺つゆの作成は6時25分に完了した。

本日は日曜日。売り上げ高は閉店の直前になってようやく、きのうのそれを超えた。不思議な現象だと思う。なお、今日の東京都知事選挙において、石丸伸二の得票が蓮舫のそれを3割ちかくも超えたことについては、不思議な現象かどうかは分からない。


朝飯 焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、若布と夏葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り・胡瓜の浅漬けは町内役員ツカハラノリコさんの差し入れ)
晩飯 チーズ、TIO PEPE、スパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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