2017.6.28 (水) 類焼
26日の月曜日にウチの隣で火事が起きたことは「火事だ、上澤さんちの裏が燃えてる」との、イケダツトムさんによる、町内役員の同報ラインへのコメントで知った。その第一報により、最初は築百数十年の隠居が焼けたと思った。しかし後に送られてきた画像を見れば、それは日光街道でウチの1軒日光側にあるカシワヤさんの裏、つまりウチの店舗の裏と知れた。
会社に電話を入れると、呼び出し音が長く鳴って、事務係のツブクユキさんが出た。長男は消防団の一員として出動し、家内は消防署の人と話をしているという。そこで一旦電話を切り、メッセンジャー経由で長男にあれこれについて書き送った。
消防団での消火活動から戻った長男とやり取りを重ねるうち、当然のことながら、情報はすべて現場にあり、また長男にはこのような際に頼れる人が多くいることを知って、以降はすべて家内と長男に任せることとした。
北千住09:12発の下り特急で、下今市にはすこし遅れて11時46分に着いた。駅には長男が迎えに来てくれていた。電線が被害を受けたため、その張替工事にて、店は停電の中で営業中だった。焦げた匂いが鼻をつく。
即、長男と火事の現場を見に行く。初期消火で使った多くの消化器が、製造現場の外壁に立てかけられている。ウチの消火栓からもホースを引き出し放水をすると共に、製造現場からのバケツリレーによる初期消火も行われたという。しかしいかんせん、老朽化した木造アパートの火勢は強すぎた。
その、燃えさかる木造アパートの炎により、店舗の大屋根は、破風が炭のようになっている。壁は、ところどころが剥落している。アルミニウム製の格子に守られた窓硝子も、割れの入ってしまったところが多い。エアコンディショナーや冷蔵ショーケースのための、外壁を這わせた電線は被膜が焼けただれてしまったため、コジマ電機のコジマコージさんが、それを張り替えている。
イナバ塗装のイナバヒデオさんは被害の状況を検分し、修理の必要な個所を特定していく。エアコンディショナーや冷蔵ショーケースの室外機の被害調査のため、トチギ冷暖から技術係が派遣されてくる。復旧にどれほどの時間がかかるかは、いまだ目処が立たない。
事務室の裏には、近火見舞いの一升瓶が林立していた。見舞金も戴いている。その数の多さに僕は驚き、厚く感謝の念を覚える。また、町内のハガさんの奥さん、イワモトミツトシ前自治会長は火事に気づき、会社の中まで駆け込んで、あれこれの手伝いをしてくれたという。消防署、また消防団の方々にも、厚く御礼を申し上げたい。
もらい火などは想定していなかったから、今夜は繁忙期を前にしての、社員との食事会を予定していた。終業後は本日出勤の社員たちと4階の応接間に集まり、ゆっくり飲み食いをする。
朝飯 “TG682″の機内食
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 枝豆、塩キャベツ、もやしナムル、胡瓜のキムチ、冷やしトマト、梅胡瓜、らっきょうのたまり漬、牛蒡のたまり漬(試作品)、日光味噌「梅太郎白味噌」で風味付けしたマッシュドポテト、たまり漬「刻みザクザク生姜」および同「鬼おろしにんにく」による鰹のたたき、ローストビーフ、「宝焼酎極上」とラオカーオの混合(ソーダ割り)、メロンとオレンジとサクランボ