2024.6.21 (金) 夏はこれから
「1年でもっとも好きな日は」と問われれば、ためらうことなく「夏至」と答えるだろう。しかし今日は、今日がその日であることを、人に教えられるまで気がつかなかった。朝から昼にかけてはときおり霧のように細かい雨が降った。その天気のせいもあったと思う。
何日も前から、夏至の翌日からの気分の落ち込みを憂う投稿がSNSにあった。今日のSNSにもまた、同じような投稿が散見される。それらを目にするたび「夏はこれからじゃねぇか」と、背中をどやしつけたい気持ちになる。
今年は梅雨の入りが例年より遅いという。「だったらその明けは、例年より早かったらいいな」と思う。
年がら年中、晴れれば嬉しい。しかしそういうわけにはいかないから、雨は夜に降るか、降っても南の国の驟雨のように、ごく短く降って、すぐに上がって欲しい。今月5日の雨は典型的なそれで、田舎の食堂で料理を注文するころに風が吹き始め、やがて街道を濡らし、数十分後に止んで夕刻の明るさが戻った。今月12日の雨は、西瓜ジュースを飲む午後のひとときに僕の背後で降り、それを飲み終えるころには上がっていた。
夕刻、東南東の空に、旧暦5月16日の月が出る。
朝飯 豚薄切り肉と島豆腐のキムチ炒め丼、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとキウイのサラダ、バンブー、2種の茸とグリーンアスパラガスのソテーと「たまり漬」によるソースを添えたビーフステーキ、CLOS DU MARQUIS 1986