2024.6.16 (日) そちらの方面に優れた人
1996年にパソコン通信による会議室の運営を始めた。同年、パソコン通信によるテキストのみのショップを開設した。1998年にウェブーページを試作し、翌1999年にそれをウェブショップに進化させた。2000年9月よりウェブログ、否、そのころはいまだそのような便利なものはなく、ハイパーテキストで書くことにより日記を始めた。2001年、当時は困難と言われていた、サイパンから日本への、電話回線を通じてのパソコン通信に成功した。そんなところから僕は、IT能力に長じていると思われがちだ。しかしそれは見当違いもはなはだしい。そちらの方面に優れた人が身近にいた、というだけのことである。
「壊したっていいんですよ、直せばいいんだから」と初代SEのカトーノマコトさんは言った。しかし取り返しのつかない「うっかり」もある。よって僕は、コンピュータやスマートフォンを新機に替えるときには常に、その一切をSEに任せてきた。
今月1日にディスプレイが反応しなくなったiPhoneは、同日のうちにアップルストアに持ち込んだ。係にはディスプレイの交換で済むと言われて実機を預けた。翌日ふたたび銀座を訪ねると、故障はディスプレイではなく内部の不調によるもので、当初に知らせた修理代より高くなるから直さずそのまま返すと言われた。僕は強く抗議をした。数時間後にはタイへ飛ぶ深夜便に乗るのだ。その結果、実機は交換となって、同型同世代の、まっさらなiPhoneを手渡された。
前述のように、僕はIT能力に優れない。旅の最中、iPhoneには必要最小限のアプリケーションをダウンロードしたのみで、それで写真を撮ったり、長い路地のどん詰まりに建つホテルについてはタクシーの運転手に場所の説明をしたりしていた。
SEのシバタサトシさんとは9時に約束をしていた。これまでは旧機と新機があったから、環境の移し替えは問題なく行えた。しかし今回は新機のみで、しかも僕は旧機のバックアップをコンピュータに残していない。それでもシバタさんは、できるだけの復旧をしてくれた。
オフラインでも使える海外の鉄道路線図および地図は、これから自分で徐々に、元に戻していくことになるだろう。不要なアプリーケーションは、できるだけはやく削除しよう。スマートフォンは、というか道具はすべからく、簡素なものが好きなのだ。
朝飯 菓子パン、牛乳
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 茹でたブロッコリーと生のトマトを添えたカレーライス、らっきょうのたまり漬