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清閑 PERSONAL DIARY

2024.5.8 (水) 伊豆治療紀行(25回目の1日目)

雪駄はかかとを後ろにはみ出させて履くのが粋と、どこかで耳にした覚えがある。それに影響をされたわけではないけれど、手持ちのhavaianasのゴム草履は、僕の足のサイズより2センチメートルほど小さい。それはウェブショッピングに付きものの「試着できない」という問題による。メーラーの「通信販売」のフォルダを検索すると、僕はこれを2007年5月に買っていた。最後に使ったのはバンコク、チェンマイ、チェンライで、2014年9月のことだった。

そのゴム草履を、今朝は久しぶりに履いて会社を出た。靴下は、どこかの旅館でもらった足袋型である。小さすぎる草履はしかし、荷物の容量をできるだけ小さくしたいという僕の性格には合っている。

下今市から09:34発の「きぬ116号」に乗れば、東京11:57発の「こだま723号」には余裕を以て間に合う。しかし今日は乗換駅の北千住に常磐線が遅れて来たため、いささか気を揉んだ。そして伊豆急行の伊豆高原には熱海を経由して13:57に着いた。足元がゴム草履のため、駅前で借りたレンタカーは家内に運転をしてもらって、先ずはホテルに落ち着く。「伊豆高原痛みの専門整体院」での治療は16時30分から。

治療台にうつぶせになった僕の、先ずは両のかかとを外に開いて「どこかに響きますか」と先生が訊く。ここで違和感を覚えたことは、2018年秋に宇都宮ではじめて診察を受けたときから皆無だ。次に足首、ふくらはぎの真ん中あたり、ふくらはぎの最上部と先生は押していき、膝の両側を両手で挟み込んで「微妙」と呟く。今度は首の両側を押して「ちょっと硬い」と言ったから不安になる。からだの調子が良くないときには、それに比例して治療中の痛みが増すのだ。

腰と左肩の数ヶ所を肱で強く押されたときには、思わずからだが弓状にのけぞった。9,000ボルトを発する電子ペンによる痛みは昨月にくらべれば強かったものの、ことし1月のそれからすれば、どうということもなかった。

「疲れだね」と断じた先生から解放されれば後は安楽が待つのみだ。行きつけの焼鳥屋には新しいボトルを入れた。そしてホテルに戻り、入浴をして早々に寝る。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根おろしを薬味にした納豆、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAVA TEA
晩飯 「和居」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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