2024.5.2 (木) 関門
きのうの雨から一転して空は晴れた。空気は「パリパリ」と音の聞こえそうなほど乾いて、いかにも5月らしい。ただし気温は低く、それだけは歓迎できない。
着るものを乱れ籠に用意することを前の晩にし忘れても、暗闇の中で誤ることなくそれらを箪笥から取り出すことができる、というのが僕の密かな自慢である。それは、箪笥のひとつひとつの引き出しをシャツや靴下や下着の専用にしていること、もうひとつは同じシャツ、同じ靴下、同じ下着を揃えていることによる。これのできる人は、全人口中の何割くらいだろう。あるいは「そんなことは自画自賛であって、客観的にはどうということもない」と言われるかも知れない。
箪笥の別の引き出しには、gicipiの襟の高い長袖シャツとセントジェームスの長袖シャツという、いわば「よそ行き」が納められている。それらをできるだけ早く半袖のシャツに替えたい。しかし今日の気温では、いまだ無理だ。夏の前には梅雨寒がある。それもまた関門である。
「2024 梅雨」と検索エンジンに入れてみる。関東甲信の梅雨入りは平年並みの6月上旬と出た。その梅雨は長く続き、梅雨明けの後は猛暑の予想もあった。猛暑は嬉しくても、梅雨が長く続くのは嫌だ。
らっきょうの大生産地のひとつは九州南部で、最近は梅雨の最中にしばしば線状降水帯が発生する。「今年は豊作傾向」と伝えられても、たった一度の大雨で不作になり、価格が高騰することも少なくない。「今年はどうか無事であってくれ」と、祈るばかりである。
朝飯 牛肉と玉葱のすき焼き風、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 アクアパッツァ、パン、Chablis Billaud Simon 2018、エクレア、Old Parr(生)