2024.4.28 (日) 春を通り越して
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の桜が終わり、新緑に変わりつつある様子は、4階の食堂からも望める。それを現場で確かめるため、朝礼の後に隠居の庭へ行く。いつの間にかあちらこちらにツツジの紅が目立っている。藤も花房を大きく垂らしている。季節の移る速さには、ただただ驚くばかりだ。
先月の29日までは、ユニクロの超極暖のシャツにパタゴニアのR1エアクルーを重ねていた。それからひと月を経ないうちに、季節は春を通り越して初夏になってしまった。関東地方の各所に夏日が予報された数日前より、店ではお客様がお買い上げくださった商品に保冷剤を添えることを始めた。その保冷剤の在庫を心配する声が販売係からもたらされた。即、頼みつけの会社に発注をする。
ところで梅雨明けを切望している旨を4日前の日記に書いた。梅雨が明けると何があるか。青い空と巨大な入道雲、そして高い気温がある。その気温が今日は実現してしまった。熱いにゅうめんなど食べている場合ではない。冷蔵庫には幸い、家内の作り置いたつゆがあった。昼はそれで素麺を食べた。しかしそのつゆの量はせいぜい2回分で、しかも僕には甘すぎる。
夕刻、自分のだしの材料を保管している冷蔵庫を見に行く。そこには煮干しがひと袋、あごだしがひと袋、使いかけの干し椎茸、使いかけの厚削り節があるばかりだった。昨年までの記録を調べ、ひと夏分の材料をできるだけはやく手に入れなければならない。
朝飯 菠薐草のソテーを添えた豚の生姜焼き、梅の実ひじき、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ソテーしたブロッコリーと若布の味噌汁
昼飯 菠薐草のソテーで食べる素麺
晩飯 素焼きのエリンギとブロッコリーのソテーを添えたタンドリーチキン、焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)