2024.4.18 (木) 修理、修復、模様替え
服はできるだけ着たくない。着なければならないなら、できるだけ枚数を少なくしたい。だから冬からの脱出、そして春の到来は嬉しくて仕方がない。冬が嫌いなのではない、服を重ねることが好きでないのだ。僕の理想の服装は腰巻き1枚、である。
隠居の巽に面した門の脇戸が、年月を経てひどく傷んでいた。特に地面に最も近い部分は腐り落ちて、猫なら難なくくぐれるほどの隙間ができていた。きのうはそれが檜の新品に交換され、今日は防水成分を含む塗料で塗られた。念には念を入れて、明日も重ね塗りが施されるという。
屋内では、1980年代はじめの大改修以来、為されていなかった畳替えが続いている。先週は「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様のための八畳と六畳の畳が一新された。そして今日は帳場の六畳、その奥に続く六畳の個室「杉の間」、そして玄関の一間半を除く廊下の畳が敷き込まれた。玄関と床の間の畳も、5月の連休までには新しくなるに違いない。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、3月からの室礼は気に入っているものの、そろそろ替えるべき時期が来ている。今が最盛期の枝垂れ桜に新緑が目立ってきたら、床には今井アレクサンドルの「ガーベラ」を掛けよう。床脇には文殊菩薩を戻す予定にしている。
朝飯 小松菜のおひたし、玉子焼き、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と菜花の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ボルシチ、ベビーリーフのサラダ、パン其の一、パン其の二、パン其の三、グリーンアスパラガスのソテーを添えたポークソテーバルサミコソース、Chablis Billaud Simon 2018