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清閑 PERSONAL DIARY

2024.4.8 (月) 写経

製造現場で大整理と大掃除が行われていることは、数日前に知った。今朝は、集められた不要品の中に、ことによると必要なものが混じっているかも知れない、それを調べるよう長男に言われて現場へ行く。捨てるには惜しいと思われるものも、その中にはあった。しかしそれを今後、使う機会はあるかと問われれば、十中八九以上の確率で使われないだろう。よってすべて処分すべしと答えて事務室に戻る。

1982年、キャンプファイアーのように組まれた木の上で焼かれる亡骸をインドのヴァラナシで見ながら「人間、所詮、立って半畳、寝て一畳」と感じた。身のまわりには不要なものが溢れている。捨てることも、たまには必要である。

きのうの日記に書いた挨拶文を、午前より事務机で便せんに書き始める。文字数は結局のところ、減らさないことにした。全体で何百文字になるかは数えていない。この仕事には写経に向かう気持ちで取り組もう。明日には完成するだろうか。

桜についての問合せが多いため、昼前に隠居へ行く。山桜は満開、染井吉野は五分咲き、枝垂れ桜はつぼみがすこしほどけてきたくらいのところだった。地面にはタンポポが増えていた。床の掛け軸は、今月の半ば、あるいは末までは、現在の「喜者開扉」で行こうと思う。


朝飯 きのうのカツ煮の残り、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、蕪のぬか漬け、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリの辛子和えピータン鶏もも肉の唐揚げあんかけ焼きそば麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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