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清閑 PERSONAL DIARY

2024.4.6 (土) 大祭まで1週間

きのうは部屋の灯りを点けたまま眠ってしまった。家内が来てその灯りを消した記憶がある。今朝、というか、枕の下を手探りしてもiPhoneは無いから時間は分かりかねるけれど、目を覚ますと何も着ていなかった。とにかく起きて服を着て洗面所へ行く。腰より低い物入れの上に置かれた時計は2時46分を指していた。

お湯を沸かし、お茶を淹れ、花と水と共に仏壇に供え、線香を上げる。食堂に戻って食器棚のコンセントに繋がれたままのiPhoneに手を触れると、きのう最後に観たものだろう、イタリアの料理人が白身魚をオリーブ油で調理するTik Tokの動画があらわれた。背後に流れる音楽は、バッハのイタリア協奏曲だった。よってコンピュータを起動し、youtubeに検索をかけて、グレン・グールド、スコット・ロス、アンドレス・シュタイアーによるそれを立て続けに聴く。以降はグレン・グールドのみを繰り返し聴く。

11時、出張から戻った長男と入れ代わるようにして町内の公民館へ行く。瀧尾神社の春の大祭のための祭壇は、ウカジシンイチ自治会長などの手により既にして整っていた。他の人により提灯立ても組み立てられていた。よってすこし早かったものの蕎麦の「やぶ定」に移動をして、皆で昼食を摂る。他の場所でお祭の準備をしている人については、遅れて来ても町内の支払いで食事を出すよう店主のワガツマヨシカズさんに伝え、ひとり店を出る。

今日は販売係、事務係とも人員が手薄にて、まるで人の自転車操業だ。13時からの注連縄張りには30分ほども送れると、責任頭のオノグチショーイチさんに電話を入れる。

そのオノグチさんは僕が勤労奉仕の一団に加わる前に、店に来てしまった。まさかそれを傍観しているわけにはいかない。よって犬走りに出て巻いた荒縄ふたつを両手に持ち、オノグチさんの指示に従う。

その荒縄を両手に提げたまま日光街道を横断し、街道の東側の縄張りをしばらく手伝ううち、公民館長のイケダツトムさんが、僕の仕事を代わってくれた。僕はイケダさんの助言を有り難く受け入れ仕事に戻る。

夕刻、グレン・グールドの、訝しく感じるほど安い4枚組のCDをamazonに注文する。ただし、BOSEの古いプレイヤーは一昨年、エディ・ヒギンズの”BEWITCHED”を飲み込んだままウンともスンとも言わなくなっている。修理していないのは、代理店のひとつであるヤマダ電機宇都宮本店に持ち込んだところ、経費をかけて、しかし修理不能のまま戻ることもあると言われたからだ。

CDは当面、ホンダフィットの中で聴くことになるだろう。


朝飯 トマトとウインナーソーセージのソテー、納豆、生玉子、蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と蕪の葉の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー南蛮蕎麦
晩飯 野菜とキノコとベーコンのスパゲティChablis Billaud Simon 2018エクレア、Old Parr(生)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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