2024.3.28 (木) 現実の日本を存分に
浅草から下今市までの特急券を買うべく、布団から起き上がる前にスマートフォンを取り出す。そして東武ネット会員のアプリケーションを開く。
驚くべきことに7時30分発のリバティきぬ105号も、次の7時50分発のスペーシアX1号も満席だった。仕方なく更に遅らせて8時30分発のリバティきぬ109号を画面上に呼び出し状況を見る。残る空席はたったひとつ。即、これを確保する。東武線の特急券は座席指定券も兼ねているから、座席の数以上は売らないのだ。
平日、それも週末に接する金曜日や月曜日ではないため簡単に考えていたものの、いま現在の日光や鬼怒川へ向かう列車は大混雑をしていることを、あらためて知る。
年末年始やゴールデンウイーク、シルバーウイークなど以外にも、たとえば桜の季節には東京のホテル代は高止まりをする。それが今年はコロナ前より顕著な気がする。日本に観光に来てくれる外国人の多さが、ホテルの料金を押し上げているのだろうか。ロシアとウクライナの戦争による諸物価の高騰も、また国策としての賃上げも、そこには関係しているものと思う。
リバティきぬ109号の乗客のほぼ半分は外国人だった。僕の隣の席も外国人で、自国語による日本のガイドブックを開いていた。その表紙の真ん中には、サングラスをかけたゲイシャが緋牡丹お竜ばりに片肌を脱いだイラストがあった。「君たちが日本に対して浮かべるイメージはいまだにそれかい」と思うが別段、残念な気持ちは湧かない。「どうぞ、ご自由に」である。ただしそのガイドブックを携えた外国人には、現実の日本を存分に楽しんで欲しい。
朝飯 「老酒舗」の白粥と肉まんのセット
昼飯 にゅうめん
晩飯 東坡肉、グリーンアスパラガスのソテー、肉末粉絲、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、肉末蒸蛋、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)、いちご