2024.3.26 (火) 何がどうなれば春なのか
お彼岸が過ぎても寒い日が続いている。先週の土曜日には、山の雪を風が運んでくる風花どころではない雪が舞った。あと1週間で4月だというのに、上半身にはこれまでと変わることなくユニクロの超極暖ヒートテックにパタゴニアのR1エアクルーを重ねている。
3月31日の隠居の席を、2ヶ月ちかくも前の2月はじめにご予約くださったお客様がいらっしゃる。庭に面した席を望まれたそのお客様には「桜も見ごろと存じます」と、ご返事を差し上げた。今となっては、とんだ安請け合いだった。靖国神社の開花宣言さえ、いまだ出されていないのだ。
もっとも日照だけは、お彼岸の少し前より幾何級数的とも感じられる速さで延びてきた。閉店時間の17時30分の空は、すこし前までは、まるで夜のような暗さだった。それが今では、まぁ、これまでの目の慣れも関係しているのだろうけれど、晴れれば、まるで初夏の夕刻のように明るい。
国道121号線に沿った看板の照明は、毎年、春の彼岸が過ぎると電源を落とす。今年も「そろそろ」とは考えているものの、やはり夏とは異なって、17時を過ぎれば自動的に点灯する。そのようなときには「やはり春はまだか」と考えてしまうのだ。
朝飯 豆腐の玉子とじ、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、納豆、しもつかり、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ブロッコリーのニンニク炒め、生のトマト、キャロットラペ、蓮根の酢の物、すぐき、焼売、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、“Chez Akabane”の杏仁豆腐、Old Parr(生)