2024.3.23 (土) 秘宝
きのう3泊の日程で予約を入れたバンコクのホテルからは、受け入れる旨の返信が届いた。とはいえそこには以下の一文も添えられていた。
Your stay is so short you will hardly have time to enjoy our hotel.
「だったら次はひと月くらい滞在してやろうではないか」と思う。
ホテル側のこの注意喚起はまた、そっくりそのまま、せわしない旅を好む東アジアの人たちに読ませたい気分だ。もっともそのような人たちは好んでせわしない旅をしているわけだから、読ませても、何も感じない可能性は高い。あるいは「みずから客を楽しませようという気持ちは無いのか」と憤るかも知れない。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」に慌ただしい時間配分でいらっしゃろうとしているお客様には「隠居の一番のご馳走は時間です」と、僕はご案内をしている。
エイミー・ワインハウスのアルバムに”Hidden Treasures”という傑作がある。上記のホテルは正に、インドシナの”Hidden Treasure”ではないか。行って確かめることが、今から楽しみでならない。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、納豆、しもつかり、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「ジョニーズカフェ638」のフォカッチャ、砂肝のコンフィと白神クレソンのサラダ仕立て、フィレンツェ風トリッパの白ワイン煮込み、頂鱒の燻製からすみかけ、ホタルイカのプッタネスカ、フォンダンショコラ、お勧めの赤ワイン、Glenfiddich 12years(生)