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清閑 PERSONAL DIARY

2024.3.21 (木) 地震

午前、事務室の中にわりと多くの人がいて、その人たちと会話を交わしている最中に地震があった。揺れは派手だったが一瞬とも思われる短い時間で収まったから、怖さは感じなかった。ただし報道は広くなされたらしく、複数の方面から安否を問う連絡をいただいた。日光は栃木県の北西部に位置する。今回の地震は県南の揺れが激しかったらしい。

ここで数週間前の地元紙の記事と、今週火曜日の夜の、蕎麦屋での話を思い出した。

栃木県は、都道府県別の魅力度では、毎年、最下位付近を行ったり来たりしている。しかし流入する移住者数は全国で3位なのだという。日光に移住してくる人の挙げる理由のひとつに災害の少なさがあるとは、火曜日の夜に聞いたことだ。確かに日光市には、1949年つまり昭和24年の今市地震を最後として、大きな災害は起きていない。

ここ10年ほどは、夏が来るたび大雨による洪水が、列島のそこかしこで発生する。数年前のテレビのニュースには「こんなことの起きる場所ではなかったのに」と、氾濫する川を呆然と見つめる住民が映し出されていた。いきなり起きることもまた、災害の持つ怖さのひとつだろう。

おととい、今日と、隠居の庭に植木屋が入っている。彼らが引き上げた夕刻に様子を見に行った長男によれば、複数の木に赤い目印が巻きつけてあったという。それらが伐り倒されることを長男は心配している。それについては明日にも確かめてみることにしよう。

終業後に4階の自宅へ戻り、朝に供えた花とお茶と水を仏壇から下げる。お茶と水の器は小さなお盆に載せられている。そのお盆には少なくない量のお茶と水がこぼれいていた。地震は、やはり小さくはなかったらしい。仕事中の植木屋に何ごともなくて良かったと思う。


朝飯 しもつかり、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 「日光鱒鮨本舗」の鶏めし、日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”
晩飯 「食堂ニジコ」の胡瓜の辛子和え皮蛋チャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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