2024.3.14 (木) 次の候補
今月の8日には、東京でも雪の降る可能性を予報が伝えていた。そのため、ユニクロの超極暖ヒートテックにパタゴニアのR1エアクルーを重ねる現在の仕事着の上に、マムートのセオンインカーディガンを着た。日光と東京を行き来する服装は、真夏以外には常に悩む。
先週とは打って変わって、明日の東京の最高気温は17℃だという。それに対して日光市の最低気温は0℃なのだから、これまた大いに困る。結局のところ、イタリアでは下着だけれど日本ではシャツとして通用する襟の高いセーターとNERDYのトラックトップ、予備としてモンベルのダウンベストをタンスから出す。
東京に行くということは、電車に乗るということだ。電車に乗るということは、活字が必須ということだ。そういう次第にて本棚にめぼしいものを物色する。本は、買われてすぐに読まれるものもあれば、何十年も読まれる時を待っているものもある。こちらが求める本は、みずから手に取ってくれることを訴えてくるようなところがある。
司馬遼太郎の「余話として」が目につく。これは何十年も棚にあって、しかしいまだ読んでいないものではなかったか。最初のページに目を通していくと、これは面白そうだ。こんなものをオレは何十年ものあいだ死蔵し続けたのかと自分の迂闊さを羞じつつ裏の見返しを確かめると、そこには「1999 summer」の覚え書きがあった。もういちど、今度は真ん中あたりのページを開く。活字の大きさは、今の僕には小さすぎる。即、この「余話として」を棚に戻し、半歩ずつ横に動きながら、次の候補を探す。
朝飯 茹でたブロッコリーとオムレツ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、細切り人参の炒り煮、大根と香り野菜の醤油漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱とのげのりの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとモッツァレラチーズとベビーリーフのサラダ、スパゲティミートソース、チーズ、CLOS DU MAROUIS 1986