2024.3.10 (日) 出かけるまでが
ハワイの高層ホテルのベランダから海を望む画像と共に「計画の半分もこなせていない」と、SNSで嘆いた人がいる。知らない仲ではないから「旅の計画は、3分の1が達成できれば上出来らしいですよ」と、僕はコメントを寄せた。人はなぜ旅にあれこれを詰め込むのだろう。日常を離れながら、なぜ、なお忙しさを求めるのだろう。
1週間の家族旅行でかならず2ヶ国を回る人がいる。理由を質したところ「できるだけあちらこちらに行きたいから」とのことだった。国をまたぐだけで丸一日が消える。その1日を勿体ないとは考えないのだろうか。
6月3日から6日まではスコータイのシーサッチャナーライにいる。目的は宋胡録の窯跡群の散策。前回は2019年3月の訪問で、このときはサワンカロークに住む勉強仲間キモトタカヨシさんに改造三輪車サムローの運転手レームさんを紹介してもらった。今回は諸般の事情によりサムローは頼めない。だったら目的地のできるだけ近くに滞在し、できるだけ微視的に行動したい。
問題は、窯跡群の座標を前回は特定しなかったことで、ここ数日は、その場所を探し続けていた。そして本日ようよう、Googleマップの衛星写真を拡大しながら見つけることができた。ここまでくれば、宿も決められる。候補はふたつ。1軒は窯跡群の7キロメートル南にあって、食堂も供え、貸し自転車もあるらしい。インターネットでも予約ができる。もうひつとつは窯跡群の北1.5メートルと近いものの、Googleの画像によればモーテルのような建物で、予約の方法もおぼつかない。
とにかく旅は、出かけるまでが一番、とは言わないものの、楽しい。それがこれから3ヶ月も続くのだ。前回はトリッペンの革靴を泥だらけにした。今回は、捨てても惜しくない靴を持つことにしよう。
朝飯 蓮根のきんぴら、納豆、生玉子、ブロッコリーのソテー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、沢庵、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 大根と香り野菜の醤油漬け、菠薐草の胡麻和え、細切り人参の炒り煮、和風ハンバーグステーキ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、「黒龍」の「垂れ口純米吟醸」(冷や)