2024.4.20 (土) 欲しいのはむしろ
“SALEWA”のサブアタックザックを背負って南の国を歩いていた半世紀ちかくも前には、日本円は何が何でも米ドルの現金または旅行者用小切手に替えた。その癖が抜けないまま、2010年に米ドルを買った。為替は1ドルあたり91円だった。それがいまだ1,034ドル残っている。
町内役員の、親睦旅行の積立金が「コロナ」により使われないまま貯まっていることを今年1月7日の日記に書いた。そのお金は2月25日の役員会の席上、会計係の僕から各自に返した。僕には4年分の144,000円が戻った。
上記の1,034ドルと144,000円を仮に現在のレートでタイの通貨に替えれば71,535バーツ。これに手持ちの6,057バーツを加えれば77,592バーツになる。
僕はタイでは、お金はあまり使わない。滞在する場所は田舎が多い。田舎の物価は首都よりよほど低い。宿泊代を除けば1日に必要なお金は1,000バーツに満たない。それに対して現金残高は「仮に」にしても77,592バーツもある。
これを使い切るには、超高級ホテルでの宿泊、夜遊び、買い物、飲み食いに加えて「徐々に減らす」の5つが考えられる。
「超高級」は、それはおろか「高級」も僕の経済観念に合わない。夜遊びは極端な早寝早起きによりできない。買い物は家の中のものを増やすから気が進まない。飲み食いについては、首都には蕩尽できる場所が星の数ほどあるものの、僕の楽しみはもっぱら庶民的なところにある。結論としては「何度もタイへ足を運んで徐々に減らす」になるだろうか。欲しいのはお金よりも、むしろ時間である。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、マカロニサラダ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズとオリーブ、TIO PEPE、2種のパン、蛸とマッシュルームとベビーリーフのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018