2024.2.27 (火) 伊豆治療紀行(23回目の1日目)
先にすべき事があるにもかかわらず、いつまでもコンピュータにかじりついて時間を失う、という悪癖が僕にはある。
今日から1泊で出かけるため、そのための荷物を作らなければならない。それを後まわしにして、おとといの日記を公開する。続いてきのうの日記を完成させる。生来の荷物嫌いが亢進したこと、また電子メールも短い意思疎通の範疇であればスマートフォンでこなせるようになったことにより、1泊2日くらいの外出にコンピュータを携帯することはしなくなった。それだけに、出かける前日までの日記はかならず完成をさせておく必要があるのだ。
下今市9時34分発の上り特急は、11時02分に北千住に着く。常磐線の東京行きには遅延が発生していたため、停車中の上野行きに乗る。11時30分すぎに東京駅に着き、紀伊國屋で食料を手に入れ、11時57分発のこだま723号に乗る。熱海で伊東線に乗り換え、伊豆高原には13時57分着。
「伊豆高原痛みの専門整体院」の治療室に入るときには、いつも戦々恐々としている。からだの具合が悪ければ、治療の際の痛みもそれだけ増すからだ。
ワタナベマサヤス先生は先ず、治療台にうつぶせになった僕の、両のかかとを外へ広げて「膝に響きませんか」と訊く。ここで膝に違和感を感じたことは、かつて無い。次は足首の少し上、ふくらはぎ、膝の直下と押していきながら「うん、たいぶ良い」と先生は呟いた。最後は頭の方にまわり、首の両側を押しつつ「全然、良い」と言ってくれたから、恐怖は漸減した。
背中の要所要所に9,000ボルトを発する電子ペンを押し当てられても、今日はごく軽い熱さを感じるのみだった。次は問題の膝に移る。
昨年11月の治療では「この調子ならひと月半や2ヶ月を置いても大丈夫」と太鼓判を押された。しかし年が明けて1月に来てみれば、前月の繁忙によるものか、からだの具合は悪くなっていた。左膝の内側に電子ペンを水平に打ち込まれたときの痛さは特にすさまじく、僕は背中を曲げ、身をよじり、額の脂汗は手拭いで抑え、先生の問いかけには一切、答えられず、ただ耐えるのみだった。
それが今日の治療では、痛みはほとんど感じなかった。「2ヶ月後で大丈夫って言われても、毎月、来るわ」と宣言をすると、先生は声を上げて笑った。
治療後は、伊豆高原駅前で借りたホンダフィットをセブンイレブンに着ける。家内はパンとコーヒーを、僕はおむすびを買う。18時がちかい。空は明るみを残している。そこから坂を下って銀行の角を曲がり、なじみの焼鳥屋にクルマを駐める。
ホテルに戻ったのは20時のころだっただろうか。本日2度目の入浴をして、早々に就寝する。
朝飯 茹でたブロッコリーと生のトマト、細切り人参の炒りつけと蓮根のきんぴら、玉子焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAVA TEA
晩飯 「和居」のあれや、これや、それや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)