2024.1.23 (火) 伊豆治療紀行(22回目の1日目)
ユニクロのヒートテックウルトラウォームタートルネックTの上に、これまたユニクロのフリースのセーターを重ねようとして、思いとどまる。明日は、普段は行かないところで昼食を摂る。とすればせめてセーターくらいはよそ行きにすべきではないか。そう考えて押入の、冬物を納めたプラスティックの箱を開ける。
よそ行きのセーターは、この10年ほどのあいだに「いいね」とウェブ上で目にするたび買って、いまは4着がある。4着とはいささか持ちすぎである。そのうちクリーニング屋の袋に入っていない、昨年の元旦にいちど着たきりのものを選んで身につける。靴も、足を入れる縁のところにほころびのあるジャングルモックではなく、磨きのかかったトリッペンのそれを下駄箱から出す。
昼前に東京駅の、常磐線のプラットフォームからコンコースに降りると「大宮での架線事故により東北、北陸、上越の新幹線が運行を停止していて、復旧の目処は立たない」旨のアナウンスが頻繁に流れていた。そのせいかどうか、いつも往復を買う、人が応対をしてくれる切符売場には長蛇を3匹も繋げたような列ができている。よって奥へと進んで自動券売機を見つけ、ここで伊豆高原までの片道切符を買う。
僕の乗った東京駅11:57発のこだま723号に、きのう東京に用事のあった家内は品川から乗ってきた。熱海を経由して伊豆高原には13時57分着。
昨年11月16日に「この調子ならひと月半や2ヶ月を置いても大丈夫」と太鼓判を押してくれた「伊豆高原痛みの専門整体院」のワタナベ先生は、しかし今日は僕のふくらはぎや首に触れて「硬ったい」とつぶやいた。確かに今月は、首が「きのうは右」、「今日は左」と、回りづらい数日があった。先週の金曜日には、あわやギックリ腰という一瞬もあった。からだの状態の良くないことには、うすうす気がついていた。そのため9,000ボルトを発する電子ペンによる膝の治療は激痛を伴いながら小一時間ほども続いた。
電子ペンから解放さえすれば、後は気楽な時間が待っている。温泉に浸かり、街の小さな焼肉屋へ行き、20時に就寝する。
朝飯 にゅうめん
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび
晩飯 「福ちゃん」のあれや、これや、それや、麦焼酎「二階堂」(オンザロックス)