2017.6.14 (水) 南京錠はすぐに外される。
プールサイドで本を読む。それは僕の、南の国へ旅する楽しみのうちの、かなりの部分を占めている。泊まったホテルにプールが無ければ他のホテルを訪ね、プールサイドに寝椅子を確保する。今年3月のプレーでもそのようにして、2個所のプールを使った。
そのうちのひとつメーヨムパレスでは、貸し自転車をワイヤーと南京錠で椰子の木に繋いだ。そして夕方にプールを上がり、着替えて駐車場へ行くと、自転車は元の椰子の木ではなく、そこから20メートルほど離れた鉄柵に、おなじワイヤーと南京錠で繋ぎ直されていた。そこではじめて僕は、南京錠などはいとも簡単に外せることを知った。
タイへは大抵、羽田発の深夜便で行く。首都の空港には早朝に着陸をし、市中心部のホテルには、公共の交通機関を使っても7時前には着く。昨年6月のように家内を同伴していれば、宿泊料の半額を支払い当座の部屋を用意してもらうところだけれど、ひとりでそれをする気はしない。荷物を預けて外へ出ることになるだろう。
これまで貴重品は、スーツケースの奥深くに納め、施錠してベルに手渡し平気でいた。しかしスーツケースのダイヤル錠は、南京錠などより遥かに脆弱に思われる。ホテルが近代化するほど金庫は部屋に置かれ、フロントは貴重品の預かりを避ける傾向にある。
さてこの6月はどうしようかと考えて、結論は出ない。
朝飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦、ライス
昼飯 ラーメン
晩飯 もずくの酢の物、大根と胡瓜のぬか漬け、銀鱈の西京焼き、鶏肉と豆腐と蓴菜の鍋、黒糖焼酎「里の曙」(お湯割り)