2023.12.24 (日) ユキグモ
きのうに続いて3時台に目が覚め、3時台に起床する。とても気分が良い。
「ヒマで仕方がない」と言う人がいる。「退屈で仕方がない」と言う人がいる。僕からすれば、とんでもない大贅沢だ。当方の日中は、慌ただしいことこの上ない。今月19日にも書いたように、時計を頻繁に確かめつつ常に、次にすべきことを気にしている。
僕にとって「ヒマ」を楽しめるのは、旅に出たときと早朝に起きられたときの、ふたつがあるばかりだ。旅には当面、出られそうにない。とすれば3時台に起きるしか、気分を落ち着かせる手段は無い。すくなくとも年内は、毎朝3時台に起き続けたいと思う。
10時に蔵見学のご予約をくださったお二人は、10時ちょうどに店に入っていらっしゃった。見学に先だっての資料を使ったご説明は、隠居の庭でさせていただくことが多い。しかし「汁飯香の店 隠居うわさわ」は冬休みの最中であり、外も寒いため、今日は例外的に店の、お客様がお茶をお飲みになるテーブルでさせていただいた。
数十分後、蔵の最深部から店にお戻りになったそのお客様は、ご自分がお選びになった品に加えて、僕がお勧めした「なめこのたまり炊」もお買い上げくださった。鮨屋でもフランス料理屋でも生果実のジュース屋でも、店側の勧めに従うと未知の美味に遭遇しやすい。
日光の山々は午前中こそ目に鮮やかだったものの、午後に気づくと雪雲に覆われていた。「山は雪でも、里には降って欲しくねぇなぁ」と、強く思う。
朝飯 焼きおむすび、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、きのうの鳥鍋を元にした味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スモークトサーモンとモッツァレラチーズのサラダ、鮭とじゃがいものグラタン、「進々堂」のパンあれこれ、ミートソーススパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、2種のケーキ、Old Parr(生)