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清閑 PERSONAL DIARY

2023.12.22 (金) 知らなくても平気

夏は3時台から空が明るくなり始める。朝から晩まで半袖のシャツ1枚で過ごせる。手の指や足の底にアカギレは切れない。青い空には入道雲が鮮やかに立ちのぼる。植物は強烈な生気を放ちつつ目に眩しい。仕事はいまだ明るいうちに終わる。そして明るいうちに夜の活動を始めることができる。つまり良いことずくめだ。玄冬からその夏へ向かう端緒となる冬至を、しかし今年の僕は「いつ」と認識していなかった。

今年の冬至は12月22日と知ったのは、きのうのことだ。よって今朝は東の空の美しさが頂点に達しようとする前から分厚いダウンコートと帽子を用意し、屋上に上がった。

天文に詳しい人によれば、日の出は冬至の次の日から早くなり始めるわけではなく、日の入りも、冬至の次の日から遅くなり始めるわけではないらしい。とはいえ僕には、それについて詳しく知ろうとする欲求は無い。その道に詳しい人に知らないことを質問すると、相手は嬉々として数十分も語り続け、すると当方の頭の中は余計に混乱をするから、ただ黙って今日の日を喜ぶばかりだ。

きのうは普通のタイヤからスタッドレスタイヤに替える時期を長男に訊かれた。そのようなときに決まって思い出すのは「雪は年内に必ず降る」という、前の製造部長フクダナオブミさんの言葉だ。僕からそれを聞いた長男は今日のタイヤ交換を、きのうのうちにEBエンジニアリングのタシロジュンイチさんに頼んだ。

営業車を含む3台のクルマのタイヤ交換は15時に完了した。折しもそのころちらついてきた雪はすぐに上がった。夜のテレビの天気予報によれば、年内の関東地方はおおむね晴天が続くらしい。


朝飯 スクランブルドエッグ、ベーコンと菠薐草のサラダ、納豆、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とブロッコリーの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 南瓜を含むあれこれのサラダ2種の茸とベーコンのスパゲティChablis Billaud Simon 2018「自由学園食糧部」のシュトーレン、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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