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清閑 PERSONAL DIARY

2017.6.11 (日) ハイボールの作り方

今日の朝の仕事は普段より1時間はやく始めるよう、きのう包装係のヤマダカオリさんに頼まれていた。「1時間はやく」と言われても、特に困ることはない。僕の起床時間はいずれ、不必要なほど早いからだ。

早朝の仕事は店の忙しいときに発生する、というものでもなく、現場からの要請による。この仕事を苦にしたことは過去に一度も無い。繰り返しになるけれど、僕の起床時間はいずれ、不必要なほど早いからだ。

製造現場での仕事から上がって事務室のシャッターを上げる。外には朝日が差している。時刻は5時7分。朝食までのあいだに読もうとした新聞は、いまだ届いていない。

店が閉まるのは18時。帰宅する社員を見送って自宅に戻ると時刻は18時25分。今日は19時から町内の公民館で集まりがある。そういう次第にて冷蔵庫からチーズを取り出し、ナイフ、フォークと共にお盆に載せる。グラスに氷を入れ、これまた冷蔵庫から取り出したソーダを8分目のところまで注ぐ。そして家内の父の通夜に供えたオールドパーを、お流れ頂戴のようにしてグラスに満たす。

ハイボールとは通常は、グラスに氷を入れ、次にウィスキー、そしてソーダを注ぎ、最後に軽くステアする。しかし僕のハイボールは氷、ソーダ、ウィスキーの順で、ステアはしない。するとウィスキーはグラスの上の方に浮く。その濃いところを啜る。ふたくち、みくちと重ねると残りはソーダばかりになる。よってふたたびウィスキーを追加し、またまたその濃いところを舌の上から喉の奥へと送る。つまり僕のハイボールは、通常のそれにくらべてかなり多くのウィスキーを摂取することになる。

そうするうち19時が近づいたため、使った食器を流しまで運ぶ。しかし洗う時間は無いから、そのままエレベータに乗る。


朝飯 大根のぬか漬け、鯵の南蛮漬け、ほうれん草のソテー、飛竜頭の炊き物、ミネストローネの最後のところ、塩らっきょうを薬味にした納豆、めんたいこ、メシ、揚げ湯波と蓴菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 チーズ、“Old Parr”(ソーダ割り)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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