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清閑 PERSONAL DIARY

2023.12.6 (水) 意味は不明ながら

会社の通帳のうちの1冊が最終行まで印字されたため、新しい通帳に繰り越した。使い終えた方は会社に戻るなり専用の箱に納めた。その際、輪ゴムで留めた古い通帳を整頓すると、底の方から僕個人の古い通帳が出てきた。

今はなき富士銀行本郷支店のそれを開くと昭和57年、と書いても僕は元号では時代を思い出せないから西暦に直せば1982年1月8日に52万2千円の定期預金をしていた。年利は今昔の感のある5.50パーセントだった。

当時のパスポートを開いてみればその翌日、つまり1982年1月9日に僕は成田空港からバンコクのドンムアン空港へ飛んでいた。定期預金は、しばらく日本を留守にする故のものだったのだろう。

おなじ通帳の普通預金のページには、半年後の1982年7月8日に14,355円の利息が記されている。それは当然のことながら、522,000×0.055÷2に符合する。僕はその定期預金を継続した。年利は5.00パーセントに落ちていた。1983年1月8日に入った利息は13,050円。その数字はもちろん522,000×0.050÷2と一致する。

ところでその通帳を遡ると、1981年12月21日に「ガイタメ」として335,465円が引き落とされている。ちなみにその日、その金額でどれほどの米ドルが買えたのかの記録は残っていない。

1982年1月9日に手にしていた航空券は、成田からバンコクまでの片道のみだった。バンコクから先のことは、バンコクで決めることとしていた。33万5千円とは今でも少なくない金額だが、当時の航空券は安くなかったのだ。バンコクからは更に南を目指した。

19時35分まで事務室にいて4階へ戻ると、皆は夕食をほぼ終えていた。そのテーブルをひとり離れて孫のリコが近づいてくる。そして両手で僕の両手を取るや、その直後には両脚で僕の身体を蟹ばさみし、猿のように昇り始めた。そして僕の上半身まで達すると、今度は自分の胸を僕の胸にピッタリと貼りつけて止まった。意味は不明ながら、悪い気はしない。


朝飯 たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁とポトフの具による味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 レタスとベビーリーフのサラダビーフシチュー、Alpaca PREMIUM CABERNET SAUVIGNON 2022、自由学園のクッキーChablis Billaud Simon 2018


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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