2023.11.27 (月) もっとも雄弁なのは
午後、顧問税理士の事務所を長男と訪ねる。そして今となっては前期となる決算を振り返る。60分ほどの会談のあいだにふと、いままで安く手に入っていたものの逆襲がいま世界に降りかかっているのではないか、という感想をふと覚える。
その一方で、第二次世界大戦後のとんでもない物価高騰、あるいは僕が15歳のときには1リットル30円台で買えたガソリンが20歳になるころは100円を軽く超えていた、そういう時代に比べれば、いまだそれほど騒ぐほどのこともでもない、という気もする。
おじいちゃんやばあちゃんは戦争や戦後をどう乗り越えたのか、オヤジはオイルショックをどう凌いだのか、そういうことを僕は本人から断片的にしか聞いていない。僕も後々になれば、現在のことはこれまた断片でしか伝えられないかも知れない。もっとも雄弁なのは数字、つまり金銭出納帳や決算書、だと思う。
終業後に自宅へ戻りながら、外へ出るための服を考える。オフクロが遺したダウンコートはいかにも嵩張るため、これは早朝に母屋と隠居を往復するときにしか使わない。そしてクローゼットからMAMMUTの、何年か前に一目惚れして買った黒いダウンジャケットを取り出し、普段着に重ねる。押入から選んだ帽子は偶然、こちらは10年ほど前に手に入れた、やはりMAMMUTの黒いものだった。
朝飯 スクランブルドエッグ、甘唐辛子とパプリカのソテー、納豆、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのメンマ、胡瓜の辛子和え、ピータン、鶏の唐揚げ、海老チャーハン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)、家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)