2023.11.15 (水) 伊豆治療紀行(21回目の1日目)
1泊以上の外出にはかならずコンピュータを持参する四半世紀以上も続けた習慣を、一昨年2021年に止めた。生来の荷物ぎらいがより強くなったこと、もうひとつは日記の書き溜めが上手くなったことによる。しかし今回は流石に、そういうわけにはいかなくなった。頭は使わないものの根気だけは要る、そういう仕事に手を付けずにいたところ、きのう遂に、小さなほころびが顕れてしまったからだ。
その仕事はしかし、いちど取りかかってしまえばそれほどの時間も食わず、下今市10:53発の上り特急スペーシアが県南の栃木に着く、11時24分を待たずに完了した。それでも会社にいては、家にいては、このような仕事はなかなかできづらいのだ。
東京駅に着いたのは12時49分。乗るべき東海道新幹線こだま731号は13時57分発だから、時間の余裕は充分以上だ。買ったばかりのおむすびをプラットフォームのベンチで食べても寒さは感じない。
熱海を経由して伊豆高原には16:07着。一方、整体院の予約は17時。駅の待合室で時間を調整しようと考えたものの、ロータリーに駐まるタクシーは1台のみだったため、すぐにそちらを目指して歩いて行く。
伊豆高原痛みの専門整体院に入ると、16時30分の予約がキャンセルになったとのことで、治療はすぐに始められた。先生によれば今日の僕の状態は良好。しかし僕は、9,000ボルトを発する電子ペンをからだに押し当てられるまでは、その良好さに気づかない。具合の悪いときには拷問に等しい痛さだが、今日のペン先は「ただ触れているだけ」の感触だった。
伊豆高原駅の駅までは、街で買い物をするという先生がクルマで送ってくれた。改札口の時計は17時14分。伊東行きの上りは17:17発。今日は何かと、とんとん拍子に事が運ぶ。
伊東の温泉ホテルに宿を取りながら、夕食は東京駅で買った弁当と、伊東駅前のセブンイレブンで買ったカップの日本酒である。そのカップ酒に部屋の電気ポットで燗を付け、心ゆくまでひとりの時間を満喫する。
朝飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、温泉玉子、巻湯波の淡味炊き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、根菜と水菜の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAWA TEA RED
晩飯 「崎陽軒」の「シウマイ御弁當」、「日本盛」の「超盛300辛口」(燗)、同「鬼ころし」(燗)