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清閑 PERSONAL DIARY

2023.11.5 (日) ルバイヤート集成

きのう注文した矢野峰人訳の「ルバイヤート集成」が、もう届いた。厚紙による封筒の最上部を鋏で切って開け、中味を取り出すと、それはA5版だったから、きのうの日記に書いた「シャツとも上着ともつかないもの」の胸ポケットがいくら大きくても、収まりはしない。

昼食は14時30分より。夕食に障ってはいけないから、このところのにゅうめんではなく、それほど大きくもないパン1個と、食器棚のどこに収まっているか分からない紅茶は避けて、飲物は番茶に牛乳を差した。

食後に分厚い「ルバイヤート集成」を開く。こちらは小川亮作の訳とは異なって、流麗な五七調がほとんどだ。初出は第二次世界大戦前で、読めない漢字も出てくる。

この矢野峰人訳と小川亮作訳を突き合わせみると、他の多くのルバイヤートとおなじく、章立てや並び順が異なっている。矢野峰人訳の「四行詩集」の第二十七歌は以下。

われ若きときひたぶるに
博士賢者の門に入り
高き教えを仰ぎしも
出づればもとの無知にして。

これは、小川良作の訳では以下になるだろうか。

幼い頃には師について学んだもの、
長じては自ら学識を誇ったもの。
だが今にして胸に宿る辞世の言葉は…
水のごとく来たり、風のごとく去る身よ!

小川亮作訳の「ルバイヤート」では、著者による前書きと解説も面白い。矢野峰人訳の「ルバイヤート集成」には、巻末に南條竹則による「ルバイヤートと矢野峰人」、高遠弘美による「幸福なる少数者のために」が収められている。こちらもまた楽しみだ。しかし先ずは、本体の詩を読んでみよう。出先で開くには、ちと重い本だが。


朝飯 鰯の梅煮、生玉子、納豆、菠薐草のソテー、大根と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 パン、ミルク番茶
晩飯 3種の揚げ茸の噌和え、胡瓜のぬか漬け、夏太郎らっきょう、湯豆腐、長葱と鰹節と「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による湯豆腐のたれ、「富士酒造」の「栄光富士鑑評会仕込大吟醸」(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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