2023.10.25 (水) それにしても忙しい
夏のあいだは数日で瑞々しさを失っていた仏壇の花が、このところは、それをいつ買ったか思い出せないほど長く保つようになってきた。つまりそれだけ寒くなった、ということだ。
朝のテレビのニュースが、紅葉の様子を奥日光の湯滝から中継している。紅葉の名所として使われることが多いのは竜頭の滝だ。それより標高にして数百メートルほど高い湯滝から、ということは、錦秋の帯はいまだ、そのあたりに留まっているのだろう。
上澤梅太郎商店から竜頭の滝までは、普段ならクルマで35分。そこから湯滝までは10分。紅葉を自分の目で確かめることは、できないでもない。しかしまぁ、複数の人がSNSに載せてくれる画像を見た方が話は早い。いずれにしても文化の日の絡む連休には、普段は35分や45分でこなせる行程に7時間ほどはかかるのではないか。
夕刻に至ってごく弱い雨が降ってくる。それにしても忙しい。僕が書記と酒の取り寄せ係を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」の、本日は月例日に当たる。終業後、3台のキャッシュレジスターを締め、3台のキャッシュレジスターに明日の釣銭を入れる。今日の売上げの現金と伝票の差額を確かめ、3台のキャッシュレジスターのための、明後日の釣銭を作る。それからおもむろにコンピュータに向かい、今夜のための日本酒5本を選ぶ。その一覧表を参加人数に合わせて印刷する。更に冷蔵庫に入ってそれら5本を10数本の在庫から抜き出し、トートバッグに収める。そのトートバッグを肩に掛けて、今夜の会場へと向かう。
朝飯 スクランブルドエッグ、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、榎茸と菠薐草のおひたし、沢庵、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「魚登久」の松花堂弁当、ゆかりごはん、漬物、吸い物、5種の日本酒(冷や)