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清閑 PERSONAL DIARY

2023.10.8 (日) 星と月

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、きのうも今日も満席。予約のほとんど入っていなかった明日も、きのうのうちに予約が相次いで、ほぼ満席になってしまった。

5時を過ぎるころ、食材や用度品を隠居まで運んで欲しいと家内に頼まれる。半袖ポロシャツに長袖Tシャツを重ねただけの服装では、早朝の冷気に耐えられない。裏側を起毛したチャンピオンのパーカをクローゼットから出し、他の場所からはハイランドの木綿のウォッチキャップを取り出し、それぞれを身につける。

藍色の空の、すこし高いところに金星が見える。天頂ちかくには旧暦8月24日の月が浮かんでいる。隠居の、柴折り戸から勝手口までのあいだは、先日のスドー石材の仕事により、劇的に歩きやすくなった。先に厨房に入った家内から「なめこのたまり炊」の空き瓶8本を引き取って家に戻る。

5時40分より手元に読書灯を引き寄せて、山下清の「ヨーロッパぶらりぶらり」の、きのうしおりを挟んだページを開く。そして本文に続いて式場隆三郎の「あとがき」と赤瀬川源平の解説「過激な質問者の山下清」までを読み終える。

朝食の準備にとりかかるころテレビの電源を入れると、これからの気候について、どこかの大学の先生が解説をしていた。それによれば、夏は長くなり、春と秋は短くなり、冬はこれまでと同じく寒いという。夏が長くなることは歓迎したい。更に、冬が短くなってくれれば、僕としては有り難い。


朝飯 ニラの玉子とじ、たまり漬「ホロホロふりかけ」を薬味にした納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とピーマンの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮒鮨の飯2種のナムルと紅白なますキムチ鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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