2023.9.27 (水) 10月の室礼
アメリカからのものと思われる「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約が、7月下旬にインターネット経由で入った。ご来店は10月の上旬である。先日は香港からの電話によるご予約が、やはり10月上旬に入った。
現在、隠居の床には高久隆古の「秋景山水之図」が掛けられている。さて10月の室礼はどのようにしようかと、ここしばらくは考えてきた。
今となってはどちらのお店のものかは思い出せないけれど、あるときインターネット上で、酒蔵の運営する食事処の画像が目に留まった。その内装は、まるでカンフー映画に出てくる日本人、もちろん悪役だが、その屋敷の雰囲気にそっくりだった。つまり外国人の考える「日本風」である。僕は「なるほど」と得心をした。そのような室礼の飲食店は、日光にもある。あるいはそのような内装のホテルは、秋葉原にもある。
隠居には田崎草雲の「巌菊之図」を夏のあいだに運んであった。そしてこれを、今日は床に掛けた。床脇にはいささか奇を衒って、麒麟に乗った阿弥陀如来像を置いてみた。家内や長男は反対をするかも知れないけれど、とりあえずはこれでいってみよう。
実は、床の間の飾りについての本を、僕は持っている。しかし勉強は苦手なたちにて、結局は好き勝手にしてしまう。それが自分の短所であることは重々、承知をしているものの、どうにもならないのだ。
朝飯 キャベツとハムのソテー、生のトマトを添えた目玉焼き、納豆、酢蓮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 チーズ、FRONTERA CABERNET SAUVIGNON CONCHAY TORO、トマトとレタスのサラダ、パンの其の一、パン其の二、パン其の三、生ハムのムース、鶏とペンネのグラタン、Chablis Billaud Simon 2018、「宇都宮大学農学部」のシャインマスカット