2023.9.25 (月) 夏は追いかけられるか
早朝、空の写真を撮るため屋上へ上がる。上半身は半袖のポロシャツ、足元は裸足に草履。夜明け前の戸外にこの格好で立てるのは、今が限界のような気がする。「暑さ寒さも彼岸まで」は本当のことなのだ。
僕が使っているデータベースソフトでファイルと呼ばれる場所は一般にはフォルダ、ページと呼ばれる単位は一般にはファイルに相当する。
「旅行」を略して”TR”と名づけたファイルには、2007年からの海外旅行の日程が納められている。日付け順に並んだ最初は「2007.0531-0604/西安敦煌」で、これは栃木県味噌工業協同組合の親睦旅行だった。直下は「2009.0822-0828/チェンライ」。このとき僕は、1982年以来、実に27年ぶりにタイへ行った。
1970年代から80年代にかけて、アジアで最も安く航空券が買えるのは香港、次いでバンコクと言われていた。僕は先ずバンコクへ飛び、コロンボ経由マドラス行きの航空券を求めた。そういう次第にて、タイはバンコク、それもほとんど、木賃宿の点在した中華街しか知らなかった。
その僕が2009年に初めて最北部を訪れてみると、その風光や食べものに一瞬で魅了された。以降はコロナ騒ぎの勃発する前年の2019年まで、おばあちゃんの初彼岸のあった2012年を除いてずっと、秋になれば夏を追いかけるようにしてチェンライへ行くことを繰り返した。
今年の秋はどうかといえば、今回は諸般の事情にて諦めざるを得ない。来年の秋に、夢を繋ぐのみである。
朝飯 茄子とパプリカの味噌炒り、冬瓜と豚三枚肉の淡味炊き、納豆、鮭の焼きほぐし、昆布の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 茄子とパプリカの味噌炒りを添えたざる素麺
晩飯 合い挽き肉と3種の茸とトマトのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、あんみつ