2023.9.19 (火) 空間と興味
現在の南東に面した食堂は、2013年まではおばあちゃんの台所と居室だったところをぶち抜いたものだ。おばあちゃんは生前、季節により大きく移動する日の出の位置を、その台所から外を指しつつ説明した。そのころの僕の部屋は南西に面していて、朝日を見ることは無かった。だからおばあちゃんの熱心な解説も、生返事と共に聞いていた。
おばあちゃんが亡くなって4階のほとんどすべてを改装した結果、僕が家にいてもっとも長く過ごす場所は食堂になった。すると不思議なことに、僕もおばあちゃんと同じく、朝日の昇る場所の、季節ごとの移り変わりが気になるようになった。
今朝もこの日記を書きつつ朝日の直射を受け、夏至のころにくらべてその方角が東北東から真東ちかくに移りつつあることを実感した。孟母三遷の教えではないけれど、生活する空間が変われば興味を持つ方向も変わるのだ。
と、ここまで書けば様々なことが頭に去来するものの、いちいち記していては日記が長くなるから、それは止めておく。
それにしても、僕の日記は朝で終わることが多い。しかし夜のことも記せば、僕が書記を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」の353回目の月例会を「汁飯香の店 隠居うわさわ」で開催した。庭の鈴虫は、いつまで鳴いてくれるだろう。
朝飯 生のトマト、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、キャベツのソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とグリーンアスパラガスの味噌汁
昼飯 茄子の味噌炒りを添えたざる素麺
晩飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、5種の日本酒(冷や)