2023.8.27 (日) 使い放題
目を覚ましたのは2時44分。即、起床する。洗面所を経て食堂に来ると、食器棚の電波時計は2時50分だった。5時台の起床は寝過ごしたことによる損した感が強い。4時台の起床にはありがたみが無い。3時台の起床には得した感が強い。2時台の起床については、特に感想は無い。
「オバサンって『寝るのはもったいない』とか考えて、つい何時間もテレビを見ちゃうらしいですよ」と聞いたことがある。インターネットが世に出はじめたころのことだ。オバサンが夕食の後に、つい何時間も見てしまうのは、今もテレビなのだろうか、あるいは今は、youtubeやTikTokやインスタグラムなのだろうか。
食堂は角部屋。その、直角に交わった2枚の窓を開けても部屋の空気は動かない。南東のはるか先に稲妻が見える。遠雷とは、どれほど遠くの雷をさす言葉なのだろう。光の明滅は見えても音は聞こえない、それは、遠雷と呼ぶには遠すぎるものなのかも知れない。
ところで遠雷といえば立松和平。この作家について調べるうち、ふたつの国際ラリーに参加し、本にしていることを知った。amazonで検索をすると、香港から北京までのそれを記録した「地上の翼-香港-北京ラリー優勝記」は50円、写真は何と本橋成一による「パリ・ダカ砂の水平線」は499円で出ていた。即、注文したことは言うまでもない。
ここで時刻は3時40分。朝の時間はジャブジャブと、使い放題である。
朝飯 鮭の焼きほぐし、炒り豆腐、生玉子、切り昆布の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 揚げ玉を添えたざる素麺
晩飯 松浦漬け、鮒鮨の飯、ウォッカマーティニ、トマトとレタスのサラダ、2種のパン、ポトフ、Merlot Semi Dry Chateau Corin 2021