2023.8.25 (金) しその実
人は、過ぎたことはすぐに忘れてしまう。今夏の記録的猛暑さえ、天高く馬肥ゆるころには、ほとんどの人は忘れ去るだろう。
「例年は4月の下旬まで目を楽しませてくれる枝垂れ桜も、今年は既にして盛りを過ぎた」と隠居の庭について書いたのは、今年4月7日のことだ。つまりことしの桜は例年より2週間ほども早かった。らっきょうの収穫も早く、米の収穫も早まる可能性が高い。
長年、しその実を納入してくれている農家を長男はお盆に訪ねた。しその穂は、既にして心配になるくらい長く延びていた。その農家のあるじの意見も容れて、今年のしその実の買い入れはいつもより1週間ほど早い今日から始めることとした。
「今日が多分、一番、多い」と長男は朝礼で述べた。しかし幕を開けてみれば、集まった量は微々たるものだった。
「しその実の育ち具合は、この10日間で例年に戻った」は兎に角として「暑いうちは、しその穂は延びない」など不思議な意見も、しその実を持ち来た人の口からは出た。
終業後、店の掃除が終わり、シャッターを降ろした18時より製造現場へ行く。そして本日出社の製造係3名に、しその実の買入期間を延長することを告げる。いつまで延ばすかは、明日、決めることとする。
朝飯 揚げた茄子とピーマン、グリーンピースの玉子焼き、モロヘイヤのたたき、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と茗荷の味噌汁
昼飯 朝に残した納豆を添えたざる素麺
晩飯 鮒鮨、大根と胡瓜のぬか漬け、夏太郎らっきょう、松浦漬、「あづま」のとんかつあれこれ、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)、“KANNONYA”のチーズケーキ、Old Parr(生)