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清閑 PERSONAL DIARY

2023.8.16 (水) 送り盆

夕食はステーキと、今日は朝のうちに伝えてもらえたから助かった。僕の赤ワインは古いものばかりだ。飲むには数時間を立てて、澱をビンの底に落とす必要がある。夕刻に「夜のおかずはステーキ」と言われると、この澱を落とす時間が確保できない。それゆえの「助かった」である。

7時35分、仕事場へ向かいつつワイン蔵を確かめてみる。すると飲みさしの1本が立ててあったから「だったら手間が省けた」と、すこし得をした気分になる。もっともその残量は、ビンの半分より少なかった。僕の酒量に照らせば、すこし足りない。

昼食を摂りおえたところで席を立ち、冷蔵庫に飲みさしの白ワインを見つける。これと、食器棚に立てた蒸留酒のうちのウォッカで、小さなシェイカーを満たす。配合比は半々。オールドイングランドの変形とも言える。しかし実際には、このようなカクテルは存在しない。そのシェイカーを冷蔵庫の製氷室に入れて仕事に戻る。

すべての社員が去るころ、仏壇のお盆の飾りを家内が事務室まで降ろしてきた。迎え盆はお墓まで行くものの、送り盆はこの飾りを玄関の前で焼いて、それで済ませてしまう。誰が始めたかは知らない方式だが、とにかくウチのお盆の始めと終わりは、僕が子供のころからそういうことになっている。

即席のカクテルは悪くなかった。サラダは上出来。ステーキは付け合わせを含めて美味く、赤ワインもしっかり保存されていた。食後は明日の朝の味噌汁のために、ミルクパンの水に煮干しと昆布を沈める。


朝飯 ウインナーソーセージのソテー、スクランブルドエッグ、五目野菜のナムル、茹でたブロッコリーと生のトマト、納豆、紅白なます、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱と椎茸の味噌汁
昼飯 会社支給の「コスモス」のハンバーグデミグラソース弁当
晩飯 レタスと桃とモッツァレラチーズのサラダブロッコリーと細切り人参と細切りじゃがいものソテーを添えたビーフステーキ白ワインとウォッカのカクテルChateau Lumiere 1996、エクレア


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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