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清閑 PERSONAL DIARY

2017.5.30 (火) 熱く乾いた

雨を伴う肌寒い日々が続いていた。しかしきのうあたりからはまた、僕ごのみの、熱く乾いた空気が戻ってきた。空を切り裂き急旋回するツバメの勢いも、こころなし強そうに見える。シャツ1枚で過ごせる季節の、できるだけ長く続くことを祈るばかりだ。

午後に料理の本を読むうち、自分も何か作りたくなる。事務室から4階の台所へ上がり、先ずは窓を開けて風を通す。冷蔵庫からレモン水を取り出し、これを喫して暑気を払う。おなじく冷蔵庫に保管しておいた、十三浜産の塩蔵昆布を念入りに水で洗う。そしてそれを流水にさらす。

事務室に戻って仕事をするうちタイマーが鳴る。昆布から塩を抜きすぎないための、時間の管理である。ふたたび台所へ上がり、分厚く容積を増した昆布を短冊に切る。

昆布は煮干しのだしで炊いた。これは明日からの、朝のおかずまたは夜の肴にする予定ではあるけれど、酒と塩と三温糖による、ごく薄い味付けだから、ほぼ、食感を愉しむだけのものになるだろう。


朝飯 たぐり湯波の淡味炊き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、スペイン風目玉焼き、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 肉団鍋、塩らっきょう、宝焼酎25度(ソーダ割り)桃の杏仁豆腐

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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