2023.8.10 (木) コジキッパラ
「オレはコジキッパラだから」と言った人がいる。「コジキッパラ」は、漢字で書けば「乞食腹」。その人の意味するところは、自分は何でも食べるし、何を食べても腹はこわさない、ということなのだろう。僕はその人のその特質を好もしく感じた。なぜそう感じたかといえば、僕もその同類に他ならないからだ。
「高貴な者ほど粗食に耐える」ということわざが好きだ。そのことわざが実際に存在するかどうかは、今となっては分からない。それでも、どうも英国の匂いがする。そしてこれを検索エンジンに入れてみたところ、池田潔の「自由と規律」に行き着いた。僕はこの本を、15歳か16歳のときに読んでいる。その内容の一部がことわざとして脳に刻まれたに違いない。
ところで「コジキッパラ」の代表といえば、伊丹十三の映画「たんぽぽ」に登場するホームレスの「センセイ」ではなかろうか。加藤嘉が演じるセンセイは、夜ごと仲間たちと美味いものを食べていた。
と、ここまで書いて時刻は5時7分。朝の味噌汁には、きのうの夜のポトフを流用する。
朝飯 茄子と乳茸の油炒めの大根おろし和え、生のトマト、万願寺唐辛子の網焼き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、きのうのポトフを流用した味噌汁
昼飯 めかぶを添えたざる素麺
晩飯 蒸したトウモロコシ、万願寺唐辛子の油炒め、ジーマミー豆腐、炒り昆布、胡瓜と茗荷の浅漬け、大根おろしを添えたブリの照り焼き、「飯沼銘醸」の「姿金文字純米大吟醸」(冷や)、「島崎酒造」の「東力士 純米吟醸」(冷や)