2023.7.24 (月) 沢山は要らない
京都のTシャツ屋「イージー」のキシモっちゃんからメールマガジンが届いたのはきのうだったか、おとといだったか。それはユナイテッドアスレのスタンダードドライTシャツを勧めるものだった。価格は、普通のサイズなら500円台の安さである。
子供のころアトピー性皮膚炎に悩まされた僕は、シャツは綿や麻など天然素材のものしか身につけなかった。そんなところに「これまで木綿のTシャツしか着てこなかった方にこそ」というような惹句でこの化繊のTシャツを勧めるキシモっちゃんのメールマガジンが舞い込んだ。それは多分、10年以上も前のことで、僕はキシモっちゃんの誘いに乗ってみた。具合はとても良かった。
そのTシャツと平行するようにして着始めたのはおなじユナイテッドアスレの化繊のポロシャツで、こちらは仕事着、旅行着として今も着続けている。着ても着ても傷まないから、処分する必要もなければ買い足す必要もない。
すり減らない道具が好きだ。すり減っても修理の利く道具が好きだ。クルマが道具なら食器も道具、服も道具なら靴も道具。靴は、トリッペンの2足を修理しながら20年も履き続けている。そういう僕にとって、きのうの日本経済新聞朝刊第12面の「パタゴニアが紡ぐ新しい消費」は、思わず膝を打つものだった。
そういえば同じきのう、夏の贈り物をお選びになるお客様に「先様のご家族がそれほど多くていらっしゃらなければ…」と小さな商品をお勧めし、お客様はそれをお買い上げくださった。
沢山は要らない。ちょうど良いのがちょうど良いのだ。それは多分、誰にとっても。
朝飯 トマトサラダ、ピーマンの炒りつけ、炒り豆腐、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、獅子唐の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 ブルーベリージャムのトースト、牛乳
晩飯 胡瓜とジュンサイの酢の物、「なめこのたまり炊」の酢がけ、生のトマト、牛蒡と人参のきんぴら、薩摩芋の蜜煮、鮪の「にんにくのたまり漬」和え、浅蜊の味噌汁、塩らっきょう、鰤の塩焼き、「松瀬酒造」の「松の司2021[R3BY]特別純米」(冷や)