2023.7.14 (金) 伊豆治療紀行(17回目の2日目)
「伊豆高原痛みの専門整体院」へは一泊二日で来る。日光から行く身としては、1日目は最後の時間枠、2日目は最初の時間枠で予約ができれば最高だ。しかし、からだに痛みを抱える人たちが藁にもすがる思いで来てみてたら、そして先生に言われる頻度で通ってみたら治ってしまった、という事実は急速に地域に浸透するのだろう、宇都宮から伊豆に移って後も、すぐに混み合うようになった。だから次の予約が遅くなると、理想の枠はなかなか取れない。
夕食は、次男と待ち合わせて神田で摂った。「大きな山は小さく崩せ」とゴールドラット博士は言ったらしい。しかし紹興酒をグラスで頼む気にはどうにもならない。
「今年は『氷をバケツでください』というタイ語を覚えたよ」
「氷はタイ語でバーバーバーだっけ」
「それはベトナムのビールでしょ」
と会話をしていると、お運びのオネーサンが振り向いて「お客さん、ベトナム行ったことありますか」と口を開いた。それからしばらくは、オネーサンたちと言葉を交わす。次男とフーコック島へ行ったのは2011年の大地震の直後だった。
結局のところ、紹興酒はほとんど僕だけで1本を空けてしまった。浅草19:19発の下り特急は下今市21:04着。しかし気づくと栃木駅のプラットフォームのベンチで眠っていた。多分、乗り過ごしてはいけないと緊張のあまり、数十キロも手前で降りてしまったのだ。
折良く日光行きの普通列車が来たため、これに乗る。後から調べたところによると、これは栃木20:49発だったはずだ。次に目を覚ますと列車は下今市を通り過ぎて東武日光駅に停まっていた。
タクシー会社はコロナの最中から閉業を早め、今もその体制を変えていない。「さて、自宅までの6キロをどうしようか」と考え、とにかく車外に出る。そして振り返ると、列車の最後尾上部には「鬼怒川行き」の文字があった。「助かった」と胸をなでおろす。下今市は東武日光線の分岐駅だから、日光線も鬼怒川線も停まるのだ。これまた後から調べたところによれば、これは東武日光22:23発だったに違いない。
ふたたび眠って下今市を乗り過ごすことは、流石になかった。そして23時前に無事、帰宅を果たす。
朝飯 「伊東園別館」の朝のブッフェ
昼飯 「ギフトキヨスク熱海」のもち麦入りおむすびおかずセット
晩飯 「郭政良味仙東京神田西口店」の青菜炒め、子袋、あさり炒め、イカ団子、ホルモン唐揚げ、ピータン、「古越龍山紹興酒銀龍」(オンザロックス)