2023.7.5 (水) 新型特急スペーシアX見学記
事務机の上の電子卓上計算機には「9:30スティング、11:49下今市」と、ポストイットが貼ってある。
散髪は大抵、東京へ出た際に、新橋の大衆床屋でする。それまで待てないときにはオフクロが晩年に世話になっていた、隣の町内にあるヘアースタジオスティングへ行く。オヤジさんが引退するまで通っていたカトー理容所では、鋏による散髪に90分を要していた。今はバリカンで一気に丸刈りにしてもらい、50分で完了する。
帰社して家内、長男との3人で6つの議題につき60分の話し合いを持ち、各々に結論を出す。ここで時刻は11時30分。即、サコッシュに財布、iPhone、ボールペン、傘、必要な書類を入れて駅へ向かう。
下今市11:49発の下りワンマンカーは、12時05分に東武日光に着く。今月15日から浅草と日光、鬼怒川温泉のあいだに運行される新型特急スペーシアXの見学会は、案内によれば12時21分に開始とのことだったから、取りあえずは改札口を抜けてベンチで12時15分まで休む。
5月に出された案内には、見学は6番線ホームとあった。しかし白い新車両が入ってきたのは4番線だった。車両が停車するなり1号車から、その6両編成の外観を見ていく。運転席のある1号車と6号車のX型の窓脇は車両名を象徴するものだろうけれど、詳細は東武鉄道のウェブページに譲りたい。
車両に入れるのは12時40分より。「効率的なオペレーション実施のため、写真撮影はご遠慮ください」と案内にはあったものの、写真を撮る人が少なくないため、僕も右へ倣う。目を見張ったのは座席の種類の多さだ。先頭の車両から並べてみれば、1号車はコックピットラウンジ、2号車は新幹線のグリーン車にあたるプレミアムシート、3号車と4号車はスタンダードシート、5号車の約半分は手洗い関係で、もう半分はスタンダードシート16席と車椅子専用席が2つ、飛行機のファーストクラスのような2人がけのボックスシートが2つ。6号車はコンパートメントが4室と、最後尾はコックピットスイーツ。
東武日光線の下今市は、浅草と日光あるいは鬼怒川を結ぶ分岐駅だから、スペーシアXのすべてが発着する。僕が乗るとすればもっとも安価なスタンダードシートだろうけれど、その数は現行のスペーシアの260席から約半分の128席になる。座席指定券を兼ねる特急券は、これまで以上に早く確保する必要がありそうだ。
待合室の東武日光売店で弁当を買いながら、オネーサンふたりの丁寧な接客に驚く。そして12:58発のやはりワンマンカーに乗り、下今市には13:07分着。見学と内覧に要した時間は往復の移動を含めても1時間18分。非常に効率の良い行動だった。
午後は社会保険労務士の先生を迎え、夏の賞与について話し合う。
朝飯 ラタトゥイユ、菠薐草のソテー、納豆、大根のなますの梅肉和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ワカメとズッキーニと揚げ玉の味噌汁
昼飯 「四季彩」のおむすび弁当
晩飯 「共働学舎新得農場」のラクレット、豆もやしのナムル風、レタスとベビーリーフのサラダ、カレーライス、Old Parr(ソーダ割り)、西瓜