2023.6.10 (土) I will always cherish it!
JR通りの古民家再生旅館「熱海館」に泊まった古河OA大会の面々は「汁飯香の店 隠居うわさわ」に9時の予約を入れてくれていた。本来であれば、僕は門の前で待ち受けて、彼らを出迎えるべきだ。しかしその時間は本店も開店して間もなくであり、僕はこちらにいる必要がある。
食後の甘味をお出ししたと、10時30分がちかくなるころ家内から電話が入る。即、半纏を着て蔵見学用の写真帳を持ち、事務室を出る。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の一番のご馳走は、ゆっくりとした時間だと思う。古河のご一行の歓談が止むまでは、帳場も兼ねた6畳間に控えている。そして頃合いを見計らって玄関前に移動をする。
隠居のお客様を蔵見学にご案内するときには、写真帳を繰りながらの事前説明は、雨が降っていない限り庭で行う。その説明を終えるころ、一行のひとりが門の方へ視線を移して僕の注意を促した。振り向くと、若い白人の3人組が所在なさげに立っていた。
今日の隠居は予約で満席だった。やはり外国のお客様2名様のキャンセルが今朝になって入ったものの、いずれにしても忙しいため、外の看板は満席のままにしてあった。しかしその表記は日本語によるため、3人様にそれは伝わらない。彼らにはすこしお待ちいただくよう伝えて玄関に戻る。そして厨房にいた家内にどうにかならないかと声をかける。
ふたたび3人様の立つ石の橋のたもとまで駆け戻って、個室でよろしければお入りいただける旨をお伝えする。異存は無いと、彼らのうちもっとも年長らしい男性は快諾をしてくださった。有り難し。
彼らを玄関まで先導し、3足の靴を揃えて庭へ戻る。そしてようよう、古河のご一行を蔵にご案内する。
明日のための仕込みを終えた家内が隠居から事務室へ戻ったのは18時過ぎ。家内が持ち帰った、テキサスからの3人様が”NIKKO BREAKFAST INKYO UWASAWA”へお寄せくださったご感想は以下。
Thank you so much for this amazing experience! I will always cherish it!
美味しい! Delicious.Enjoyed very much.ありがとう! 🙂
Every Part was Perfect!
お入りいただけて、本当に良かった。一方、古河の方達とは、またどこかでお目にかかる機会があるだろう。ちなみに明日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、8時30分の開店から10時30分まで満席をいただいている。
朝飯 もやしナムル、茄子の味噌炒り、納豆、クーブイリチー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」のおむすび弁当
晩飯 クロワッサン、ベビーリーフとポテトサラダを添えた鶏とトマトのグラタン、Chablis Billaud Simon 2018