2023.6.7 (水) 伊豆治療紀行(16回目の1日目)
右手中指の横腹にアカギレが切れた。放っておけば傷は広がるばかりだろう。面倒ではあるものの、楊枝の先で軟膏を埋め込み、それをバンドエイドのキズパワーパッドで覆うことにする。
キズパワーパッドには、手でこれを1分のあいだ温めて柔らかくし、患部に貼ったら更に1分のあいだ手で圧着して完璧を期すよう、説明書きが添えてある。手指の先のこれを剥がれづらくするには、僕の場合、3枚を必要とする。1枚に2分を要するから3枚なら6分。そのあいだ、何もせずにいては飽きる。よって事前にコンピュータを開き、youtubeの検索窓に「ミニマリスト 旅行 持ち物」と入れる。
この手の動画は数多く見てきた。その「ミニマリスト」が女性の場合、持ち物は僕の方が圧倒的に少ない。化粧道具や髪の手入れに使うものは一切、必要としないからだ。だったら男性のミニマリストについてはどうか。女性男性を問わず、youtubeに動画を上げようとする人は、そのための機材を持ち歩く。僕はそれらを持たない。よって旅の荷物はやはり、僕のそれの方が少ない。
だったらそんなものを見てもまったく役に立たないかといえば、たまには役に立つ。
TikTokで知ったLiberFlyerの「セキュリポ」というポーチを先月amazonで買った。そして早速、これに現金、クレジットカード、PASMO、鉄道の回数券、覚え書きのための紙、携帯電話を収めて胸の前に斜めがけして出かけてみた。このポーチにより減らせたのは財布とメモ帳だが、それよりも、必要なものがすぐに取り出せる便利さに目を見張った。
そして今日もこの「セキュリポ」を斜めがけして下今市10:53発の上り特急に乗る。
ところで書き忘れたが、旅に於けるミニマリストの最強は高城剛だと思う。参考文献は「サバイバル時代の海外旅行術」と「LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵」。後者には新版も次々と出ている。興味のある人は是非どうぞ。
朝飯 鮭の日光味噌漬け焼き、生のトマト、スクランブルドエッグ、納豆、クーブイリチー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、独活の芽の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 「紀伊國屋」の「自家製ベーコンのBLCTサンド」、JAVA TEA
晩飯 「ビストロにゅう」のパン、豚と鶏モツのテリーヌ、海の幸のサラダ、鴨のコンフィ、トマトと小海老とチーズのスパゲティ、エスプレッソ、AVES DEL SUR CHARDONNAY RESERVA