2023.5.28 (日) ラーメン
「人は人、自分は自分」という、大人にとって都合の良い理屈をおばあちゃんやオフクロから言われて育ったたせいか、世間の最大公約数に従うことは恥ずかしいと感じたり、世間の最大公約数の逆を行くと却って楽と感じる大人になってしまった。流行の服を着たりベストセラーの本に飛びつくことは恥ずかしいとか、週末や祝日は働いて人の働いているときに休む方が明らかに楽なのに、人はなぜ混み合うときに混み合うところへ集まることを好むのか理解できない、などがそれだ。そういう僕も、日本人の最大公約数が好むところのラーメンは好きで、そのことを恥じる気持ちは無い。ところがこの半年は、そのラーメンをめっきり食べなくなった。
最高記録は赤坂で1杯、六本木で1杯、新橋で1杯と、ひと晩で3杯を食べたこともある、そして昨年までは週に複数回を食べることもあったラーメンを、今年はどれほど食べなくなっかたを、この日記を遡って調べてみた。
先ず、1月26日の昼に家内の作ったラーメンを食べていた。次は3月22日に、おなじく家内によるラーメンを昼食にしていた。外では今月17日の夜に東郷町の「フジヤ」へ集団で行き、味噌ラーメンに辛味を加えた雷ラーメンを人と分け合って食べた。今年はこの3回しかラーメンを口にしていない。からだの何かが変わり、それにより求める食べものもまた変わったからに違いない。
今年に入ってからの昼食は、ほとんどトーストと牛乳だ。昼食がラーメンからトーストに変われば塩分の摂取量は激減し、逆にバターの摂取量は激増しているだろう。一体全体、自分のからだのどこが変わったか。そして今日もまた、トーストを焼くのだ。
朝飯 煮こごりになった鯛、ミズの甘辛煮、トマトとブロッコリーの油蒸し、若布と玉葱の酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、胡瓜の味噌汁
昼飯 葡萄パンのトースト、牛乳
晩飯 ドライマーティニ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、パン、トマトとベーコンとマッシュルームとブラックオリーブとチェンマイ産唐辛子のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018