2023.5.21 (日) バンブー
旅の荷物のうち、数、体積ともに、かなりの割合を占めるのは薬だ。それは、バックパッキングをしていた1980年代のはじめから40年後の今に至るまで変わらない。
現在、旅の持ち物としてコンピュータにデータベース化してあるものは138。そのうち薬は26を数える。素人診断による薬の服用は危ないという人がいる。もっともな意見ではある。しかしたとえばタイとミャンマーとラオスが国境を接する山奥に滞在しながらいきなり発熱をしたとき、街まで降りて病院で長く待たされて、というようなことをすれば、症状は重くなるばかりだろう。
日本で体調を崩し、病院で診察を受けて薬を処方される。そのすべてを服用する前に体調が戻れば薬は余る。旅に持参する薬には、そのようなものも含まれる。そのうち喉の腫れを収める薬には「症状が重くなくても消炎鎮痛解熱の頓服を併用すると効きが速い」と、青いフェルトペンで但し書きを添えている。それにしたがって、今朝は食事をする前よりロキソブルフェンNa錠60mgを飲んだ。喉の痛みは30分ほどで去った。日曜日は、平日の3倍は忙しいのだ。
その仕事を終えて4階の食堂へ戻ると、窓の外には暮色が濃くなっていた。夕食は和食だったものの、食卓にはティオペペとドライベルモットの冷えた瓶を立て、それをバンブーにして3、4杯ほども飲む。
朝飯 ミートボール、コールスロー、納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、胡瓜と若布の味噌汁
昼飯 苺ジャムのトースト、ホットミルク
晩飯 ジーマミー豆腐、ミズの甘辛煮、じゃこ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、カツ煮、バンブー