2023.5.18 (木) 効く薬、効かない薬
元は湿疹と思われる、いつまでも治らず、色は赤く、表面はコンクリートブロックのように荒れ、まるでかさぶたのようになった太腿の直径3.5センチメートルほどの患部には、貼りつける形の収斂剤が処方された。この薬は貼付してから数時間でその部分の色を薄め、表面を滑らかにし始めた。そして2日を経た今日は、更に皮膚を正常にしつつある。
「効く薬は怖い」と言う人がいる。一理はあるものの、効かない薬は動物のいない動物園、魚のいない水族館のようなもので、話にならない。
患部に貼りつけた収斂剤は、それをガーゼで覆い、ガーゼは絆創膏で固定する。朝にはその絆創膏を剥がし、収斂剤を外し、非常な粘着性を帯びた白い薬は「オリブ油」と印刷されたシールを瓶に貼られた油で拭き取る。更にその油分をアルコールで拭き、新しい収斂剤を貼る。他の、症状の軽いところには軟膏を塗る。この作業には実に20分を要するから、朝は特に、時間の確保を考えなくてはならない。
「1週間後にまた見せてください」と先生は言った。来週の火曜日は忙しい。よって神田の皮膚科には、その前日の月曜日に行こうと考えている。
朝飯 炒り豆腐、納豆、生玉子、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦
晩飯 茹でたブロッコリーと3種のサラダ、クロワッサン、生ハムのムース、2種のパン、鶏のトマト煮、Chablis Billaud Simon 2018、西瓜