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清閑 PERSONAL DIARY

2017.5.19 (金) まるで5月のような

巻き上げ式の遮光カーテンの、窓の下まで降りきらなかった隙間から朝日が差している。その光の様子から、時刻は5時ころと推し量る。起きてテレビのスイッチを入れる。今日の東京の気温は30℃ちかくまで上がることを、天気予報が伝えている。きのうの雷雨が嘘のような快晴である。

同志社大学ボート部の、義父の棺に納めたオールは、当たり前のことながら、先端部分の金属を除いて跡形もなく消えていた。

骨壺をクルマの後席に載せてシートベルトで固定する。第三京浜道路を時速100キロで西へと向かう。多摩川の景色が、まるでコンピュータで加工した画像のように鮮やかに見える。空はいつまでも晴れている。

東海道線に乗って、今度は東へと戻る。新橋駅の銀座口から外へ出て「まるで5月のような空気だ」と、嬉しくなる。ややあって「いや、今はその5月じゃねぇか」と、あらためて気づく。

8丁目でカウンター活動の後、東武日光線の下り最終で帰宅する。納骨は6月の末になるだろう。


朝飯 「ニューオータニイン」の朝のブッフェ
昼飯 「秀」の弁当
晩飯 「鮨よしき」のあれこれ「仁井田本家」の「夏のおだやか純米吟醸」(冷や)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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