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清閑 PERSONAL DIARY

2023.4.9 (日) 仏教から神道まで

いろいろあった一日だった。「いろいろあった」とはいえ別段、不快なことや一大事ではない。

このところ何かと忙しく、お墓に行けなかった。今日もすべきことは少なくなかったものの、その合間を縫うようにして、10時すぎに如来寺へ行く。そしてお彼岸の入りに花を生けた、新旧9対の花立てを洗う。そのうちそれが可能なものについては、雨水が溜まらないよう伏せて置く。

15時前に、町内の公民館に役員が集まる。先ずは二手に分かれ、その片方は床の間の祭壇を、もう片方は戸外の諸々を片づける。それが済むと、今度は全員が日光街道に出て、今月1日に張り巡らした注連縄を外していく。次は7月の八坂祭だ。

定時の17時30分を過ぎても、お客様が途切れない。キャッシュレジスターも締められない。そのうち日本人とは思われない方が入口で”Restaurant?”と言葉を発する。よって「汁飯香の店 隠居うわさわ」の名刺をお渡ししながら、こちらは朝食の店で、昼すぎには閉める旨をお伝えする。すると男性はおもむろにスマートフォンを取り出し、何やら打ち込み始めた。その文字はタイ語である。

翻訳ソフトは間髪を入れず「良いレストランを教えてください」と、タイ語を日本語にした。僕は店の中へ戻り、どなたにも差し上げられるよう用意してある地図の、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の場所をサインペンで大きく囲み、”P”の文字を入れた。そこから日光街道を少しくだった角もまた囲み”western food KOSUMOSU”と書き込んだ。

その地図を男性に手渡し”P”の文字を指しつつ「オーキナチューシャジョー」と説明すると「セブンイレブンノトコロ」と男性は認めた。「ソコカラヒャクメートルクライサキノヒダリカドニヨーショクノヨイレストラン」とお教えする。そして男性の頷いたところで「ボク、イッシューカンゴニタイヘイクンデスヨ-」と続けた。男性はマスクの上の目を丸くして笑い「コップンカップ」と手を合わせて去った。

ようやくシャッターを降ろし、3台のキャッシュレジスターを締め終えると時刻は18時15分。現金を金庫に納めて18時18分。そそくさと財布の中身を確かめ、携帯電話と共に手提げ袋に入れて外へ出る。町内役員の直会は18時30分。予約係兼会計係の僕が、その時間に遅れるわけにはいかない。そして気温の急に下がった街に自転車をこぎ出す。


朝飯 メシ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「やまだ宴楽」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「アサヒ」の麦焼酎「一番札特撰」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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