2023.4.1 (土) またひとつ
「八重洲ブックセンターが、きのう44年の歴史に幕を下ろしました」というアナウンスに気づいて、思わず「エッ」と声が出た。理由は周辺の再開発のため。おなじ地区に建設が予定されている超高層大型複合ビルへの出店は「計画中」とのことだから、今はまだ何も決まっていないのだろう。
八重洲ブックセンターは、僕の行動範囲には近くなかったから、訪れたことは記憶にある限り1度きりだ。それでも寂しさを覚えないわけにはいかない。
銀座では旭屋が2008年に消え、福家が2010年に消えた。不意を突かれたのは5丁目の近藤書店の消滅だった。本を欠いてはひとりで飲食のできない僕にとって、この店にはもっとも足繁く通った。それがいきなり無くなったのだから「これは困った」と、しばし焦燥したものだ。旭屋や福家のような大きな店はなかったから、近藤書店の閉店がいつだったかは、検索エンジンに当たっても見つからない。3階のイエナの閉店は2002年とのことだから、あるいは近藤書店も同時に無くなったのかも知れない。
「本はウェブ上より実店舗で買った方が断然、面白い」という文章を書いたのは1999年9月のことだ。しかしその数年後より、本はもっぱらインターネットで探すようになった。ニワトリが先なのか、卵が先なのか。恐らくはその双方によるものと思う。
朝飯 赤魚の煮つけ、ブロッコリーの油蒸し、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと小松菜の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り)
晩飯 菠薐草と海苔のおひたし、鮭の味噌煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、豚汁、メシ、「飯沼銘醸」の「姿・袋吊瓶囲い山田錦純米吟醸」(燗)